私がイケメン社長の専属秘書?!

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すみれがあれこれ悩んでいるとしびれを切らしたように雷馬が大きな声を出した。 「遅い!うざい!悩む事か?この俺様がデートしてやった上に、大金まで手に入るのに。いったいどこで悩むんだ?悩むところが一つも無いだろ。それどころか俺の方が、お金を貰いたいくらいだろが!」 雷馬は、いきなり立ち上がると部屋の中をうろうろと歩き回った。 「あ」 そう言いかけて、慌ててすみれは口をつぐんだ。 「なんだ?言いかけてやめんな!全くなんなんだよ」 「でも私から話かけるなって言われたので」 雷馬は地団駄をふんだ。 「真面目か!全く。……今だけ、話しかけてもいいことにしてやるからさっさと話せ!」
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