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「はい。あの私からも条件いいですか?」
「は?条件?なんでお前から?」
雷馬は腕組みをし偉そうに突っ立ってすみれを見おろしている。
「…駄目ですか?」
「…言ってみろ、聞いてから駄目かどうかの判断をする」
やはり苛立っている雷馬。
オオカミに威嚇された野うさぎのように身体を小さくして、すみれは真っ赤になりながら、もぞもぞと言葉を発した。
「仕事なので、デートといえども
お、おさわり…は
禁止で是非ともお願いしたいです」
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