1回目のデート 食

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1回目のデート 食

次の日、社長命令で朝から先輩秘書の高橋さんについて秘書の仕事を習うように言われた。 社長ともなると、専属秘書が既にいる。 第一秘書の高橋さん。 切れ者のメガネ男子だ。 クールな感じのする人で、見るからに出来る男だ。目つきが鋭い。なにもかも見透かされそうだ。 そんな高橋さんについて廊下を歩いている時に、すみれは雷馬を見かけた。 雷馬は相変わらず大量の女子社員に囲まれ、笑顔をこれでもかと振りまいていた。 ーーーわたしに見せた昨日の顔とは、大違い。 雷馬は廊下ですみれを見てもなんのリアクションも起こさなかった。 それどころかニコリともしないし全くの無視! そう、恐ろしいほどの無視だった。
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