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「わかってる。お前は社長専属秘書の破格の給料が欲しくて、ここへ来たんだろ?」
いつのまにかテーブルの上に銀色に光るブリーフケースが置いてありそれを黙って雷馬が開けた。
中には帯封のついた札束がケースいっぱいに整理されて入っていた。
「これは、すみれにやるつもりの給料とは別の……いわば歩合給だ」
すみれは、思わずごくりと唾を飲んだ。
ーーーこんな大金見たのは、はじめて……これを私が歩合として貰えんの?
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