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先程の部屋より広くて明るい。 長テーブルが部屋の中央に設置されている。 「今度はオッサンかよ。」 部屋の隅にいた高校生ぐらいの金髪の少年が呟いた。 隣にはブルブルと震える少年と同い年ぐらいの茶髪の女の子。 部屋の中には他にも数人の男女が、じっとこちらをうかがっている。 「あの…ここは…」 私が尋ねようとした瞬間、壁に備え付けてあった画面に映像が映し出された。 『ハローハローハロー。皆さんコンバンワ。願いの館へようこそ。』 画面には狼のような着ぐるみをきた人物が写っている。 『ここは願いの館。願えばなんでも願いが叶う所。君の願いはなーに?叶えてあげるよ。でもルールはきちんと守ろう。守らない悪い子はお仕置きされちゃうからね。』 「ざけんなよ。さっさとこっから出せ!!」 先程の金髪の少年が苛立ちながら叫んだ。 『話は最後まで聞かなきゃダメだよ。ルールを守れるいい子は願いも叶うしお家に帰れる。悪い子はお仕置きされて、ずっとこのまま。』
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