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「僕が見せることができるのは、写真を撮った時の前後だけです。この写真を撮った時の思い出で、間違いありませんか?」
「はい! その写真を撮った時の思い出が見たいです」
「この写真は、つい最近撮られたものですね。まだ鮮明に記憶が残っているとも思われるのですが、本当によろしいですか?」
「はい! 間違いありません」
「わかりました」
青年はそう言うと手袋を外し、未羽に手招きした。
未羽はそれに従い、青年の近くに寄る。
「私は、どうすればいいですか?」
「まず、そちらのソファーに座っていただけますか?」
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