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「終章」
〇三笠屋 裏口 (夜)
小さな会所地
備品や木材が置かれている
そこで花火を楽しむ於福と時雨
半次の試作品
現代の手持ち花火に似ている
於福「結構年季残ってたでしょ。
高くついたんじゃない?」
時雨「お前に比べたら安い物だ。
何よりあの2人をこれ以上引き離すのは
気が引ける」
於福「漢を上げたわね」
時雨「惚れ直してくれたか?」
於福「馬鹿。
あーあ、私にも迎えに来てくれる人
居ないかなあ」
時雨「お前次第だよ」
於福「よーし!
私もあんな大きな大輪が似合う
女になるぞ!」
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