海草 菓子屋 イヤリング

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ある日の昼休み、私は大好きな海草サラダとおにぎり1個を席の隅で食べていた。 お世辞にも大きいと言えない20席ぐらいのパイプ椅子と4人がけのテーブルが並べられた窮屈な部屋。私はそこの1番右奥の窓の日差し1番当たる席が好きだった。 お昼ご飯食べ終えた私は3月の麗らかな日差しにうとうとしていたら、 『 眠そうだね。バイト詰めすぎなんじゃない』 としゃがれた男の人が頭上から聞こえてきた。
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