星座 秘密 踏み台

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星座 秘密 踏み台

僕は仕事の夏の帰り道に1人ぼんやり星を眺めるのが好きだった。 家やビルの灯りが強すぎるために見える星は数える程しかないけれど、その中でも負けじと一際明るく輝いてる夏の大三角を見るのが何故か好きだった。 年に1度しか会うことの許されない織姫と彦星。 もしも僕が彦星の立場になったら果たしてそれで充たされることができるのだろうか。きっと今の僕にはそれは耐え難い苦痛でしかないかもしれない。
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