14人が本棚に入れています
本棚に追加
「えっ、あっ……あぁっ……。」
後ろの口を塞がれた千郁の前の口から吐息が漏れる。
そのまま背後からくみし抱かれて、ソファへと倒れ込む二人。
最初はフレンチキスだったそれは次第に濃厚な絡み合いに変わっていく。
「何……これ……あぁ……、脳髄を……あぁぁ……!
かき混ぜられるような……快感……。」
明の舌は千郁の後ろの口をじっとりと執拗に舐る。
千郁を抱いた明の手はますます力強く、快感から逃れようとする千郁を離そうとしない。
「え……あっあっ……どこまで届くの、その舌……ああぁっ!」
千郁の後ろの口を舐っていた明の舌が、いつの間にか千郁の前の口の舌にまで絡みついていた。自分の中から絡みつく明の舌が、ほんの僅かな時間だけ千郁を開放すると、明は
「だって、俺、あかなめだし。」
とだけ伝えて、再び千郁の後ろと前の舌の自由を奪った。
最初のコメントを投稿しよう!