第1話 追憶(Reminiscence)

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第1話 追憶(Reminiscence)

 その夜、僕らは愛しあった。  降り続いた雪がやんでも  冷たい風が窓を叩いても  僕たちは、愛しあう行為をやめなかった。  やがて夜が明け、白む程度に東の空が明るくなっても  僕らは、愛の行為をやめなかった。  疲れ果てた二人は、いつしか抱き合って眠っていた。  僕たちの愛は永遠に続くものだと信じていた。
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