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笑って生きて行く9
下校の途中、全く知らない人に話し掛られて
怖かった
その人の話している事も
『ご長男が亡くなられて、その日に児童福祉施設でお会いになった貴方を、引き取られたんですよ』
僕が児童施設に行くと、心紀くんと、倫先生と、施設長さんがずっと傍に…
黙って傍についてくれていて
エイシにぃと、リョウにぃが、13年前の事を、話してくれたんだ
リョウおにいちゃんの事
パパとママの事
風「エイシにぃ、リョウにぃ、僕、生まれて来て良かったの?」
英士「オイラと、、父さん、母さんは、風ちゃんが居るから毎日楽しいんだよ」
涼也「風ちゃんは、俺と、父さん、母さんの大切な子だよ?」
施設長「私からも良いかな?風ちゃんの、お父さんと、お母さんは本当に愛し合って結婚されて風ちゃんが生まれたんだよ。風ちゃんを引き取った、おじいちゃん、おばあちゃん、お母さんの方のおじいちゃん、おばあちゃんも、風ちゃんに新しい家族が出来た時、とても喜ばれて。とにかく風ちゃんはみんなに愛されてるんだよ」
心紀「風ちゃん、俺も倫先生も風ちゃんのこと愛してるよ」
倫「心配するな。俺も心紀も、風を愛しているから」
僕は、嬉しくて泣いちゃったんだ
父さんの会社で働いていて、父さんはその人を信用したのに…
だから風ちゃんが病気で亡くなった事
風ちゃんを、 御厨家に迎えた事話したのに…
いつか
家族で伝えようと
こんな形で…
許せない…
《ヤッパリネ
アクションヲサ
オコシテモ
ナニモカララズ
ナニモオコラズ》
《オモテデネ
ガンバッテルネ
イウケドサ
ウラデムジカク
オモッテナイヨネ》
表でね
頑張ってるね
言うけどさ
裏で無自覚
思って無いよね
って人が多すぎ…
だから
無責任に
人を傷付けても
気が付か無いんだ…
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