涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ 2 恋人達編5

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涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ 2 恋人達編5

 風「あ、んっ」  リョウとエイに全身をくまなく、 唇と舌で愛撫されながら…… (今まで絶対、手加減してくれてたんだ)  風「もう、いいからぁ」  だって、いわゆるBまではしてたんだ。そん時はこんなに……  両手で顔を覆って、イヤイヤ。と言うように首を横に振って気を反らそうとしたって……  凄まじい快感の波が襲ってくるなんて……変じゃないかっ。 (違う…… 俺が、そういう気持ちを認めて。受け入れたから? 感じ方が違うのか?)  英士「そうなのかな? フウちゃんがオイラ達受け入れて、そんな風に、強く感じでくれたんなら嬉しいな」  風「ふぇ?」  英士.涼也「ふぇ、って(笑)」  思わず出てしまった変な声に反応して、笑った2人にムッとすると。  涼也「俺達のテンションも、おかしくなってたんだと思う よ。フウちゃんに受け入れてもらえたから」  アレ?   ちょ、ちょっと待ってっ。  風「こ、声に出してたのかっ?」  恥ずかし過ぎるっ。  真っ赤になってたら。  涼也.英士「続き……ね?」  って、エイとリョウが。  空気感を壊したの俺だけどさ。素直にウン。と頷くのがシャクで……  風「エイ、リョウ……ジャンケン」  涼也.英士「へ?」  風「ジャンケン……」  英士.涼也「ポン?」  ジャンケンに勝ったエイに。  風「 横になって」  って 。  ? 顔の二人……  俺は 大きく深呼吸をすると……  英士.涼也「フ、フウちゃんっ!?」  リョウとエイは、ビックリしたように叫んだんだ。  そりゃそうだよね。  俺はエイの身体の上に股がったんだもん。  エイは、固まっちゃってる。俺の後ろにいるリョウも固まってる気配がする…… こんな時に短気の虫や、負けず嫌いを発動させなくたっていいのにな……って違う。 俺は、今度はちっちゃく深呼吸すると。 チュッ。  英士.涼也「フウちゃんっ、何してんのっ?」  リョウとエイが慌てたように叫んでる。俺がエイの胸の飾りにキスを落としたから…… エイは慌てて、俺の両頬を両手で挟んで顔を上げさせて。リョウは俺の左腰に左手を添えて来たけど、無理に引き剥がすような事はしなくて。  風「何って。今まで焦らし続けて待たせたんだから、 俺、二人に返していかなきゃなんないもん」 (短気の虫や、負けず嫌いからじゃない。俺がしたくてしたんだ。)  英士「フウちゃん間違がってるよ! フウちゃんが返す為!って言うなら、オイラ達だって、フウちゃんに一方的な想いをブツケて来たんだからっ! 」  涼也「フウちゃんは、悩み事を聞いてくれたり、精神的な面で俺達を支えてくれてたんすよ?」  英士「フウちゃん声荒げてごめんね。三人が、それぞれに自分の『愛を伝え合って』て来たんだからね?」  涼也「フウちゃん、三人の気持ちが一つになったなら、 新しい三人の『愛の形』を 作り上げて行きましょう?」 風「エイとリョウと俺の新しい『愛の形』……うん」 涙が出た…… チュっ 胸にキス。 エイは、小っちゃく声を漏らすけど…… 風「何で?」 英士「フウちゃん? 感じてない訳ないでしょ? フウちゃんがオイラに触れてくれたんだよ?」 風「エイ……」 サワッ。 風「リョウっ、?」 リョウが、俺の腰を撫でたんだ。 涼也「俺も、居ますよ。って事で」 拗ねた声音でリョウ。 チュッ。 俺の背中にキス。 俺がエイとリョウを気持ち良くさせるはずだったのに…… 俺の下手な愛撫じゃね……エイの事を……でも 英士「気持ちいいよ。フウちゃん」 エイは、俺の髪の毛一房を取って、もて遊びながらそんな事言って。 リョウは、 俺の背中にキスしたり、舌で愛撫してくるからぁ。 風「ひゃん」 結局。俺だけが気持ち良くなっちゃったんだ、キッと……それでも、少しでも気持ち良くなって欲しくて。 次に、リョウへも愛撫を送って…… 涼也「気持ちいいですよ。フウちゃん」 リョウも、俺の髪の毛一房を取って、もて遊んで来て。 エイにも、 俺の背中にキスしたり、舌で愛撫されて。 風「やぁ」 まだ、 唇と舌で 愛撫されただけなのに……リョウとエイへの気持ちを 自覚したからなのか。 今までの愛撫とは、比べ物にならないくらいの快感に俺は、打ち震えていたんだ。 涼也「ありがとうフウちゃん。今度は俺がフウちゃんを気持ち良くしてあげますね」 英士「ありがとうフウちゃん。今度はオイラがフウちゃんを気持ち良くくしてあげるからね」      
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