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お開きになり、加藤さんに誘われまま二次会に行こうと外に出た。
出入り口に坂本先輩がいた。
「お前、なにやってるんだ。ふざけるな。」
何で、怒ってるのか意味がわからない。
「私が、何しょうと勝手でしょ。」
「お前は、俺の彼女だろ!」
口げんかは、大声になっていった。
いつの間にか、加藤さんは居なくなっていた。
「ふざけてるのは、そっちでしょ。美人の女がいるくせに!」
「何言ってるんだ?」
「この間の日曜日に見たんだから、美女とべたべたしてるの。」
言ってる途中から、涙がこぼれ落ちた。
「ごめん。それ、妹だ。」
「うそ、嘘吐き。」
そんなんでごまかされない。
「本当だよ。今度会わせるからな。」
いつの間にか坂本先輩の胸で泣いていた。
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