人は見た目が100 パーセント

2/5
前へ
/48ページ
次へ
よし、土日で美しく変身しょう。 早速、いとこの綾子に電話してみた。 「もしもし、綾子、お願いがあるの。」 「真由美姉さんのお願いかぁ、 化粧品買ってくれるなら聞いてもいいよ。」 「買う、買う、お願いだから、私を美人にして!」 「.... 無理。」 ツーツーツー切りやがったな。 人の話もちゃんと聞かないで.... 許せん! 明日、朝一番にあいつの勤務先に行ってやる。 翌日、来ました。 高級デパートの化粧品売り場。 一応よそ行きのワンピース着て来ました。 綾子、他人のふりしてやがる。 そうか、そっちがその気ならわかった。 「すみません。そこの店員さん、 あ、そちらの美人の店員さん、ちょっと化粧品選んでくださる。」 あ、今、舌打ちしたな。 綾子本性でてるぞ。 「何、今、忙しいんだけど。」 小声で言ってもそこのチーフに聞こえてるぞ。 「昨夜の約束だよ。」 「無理だって、整形してからきなよ。」 コホッ、チーフせきしたよ。 怒ってるよ。 もう仕方ない。 「綾子がお世話になってます。 身内の者でして、売り上げに貢献しようと思いまして。」 「あら、そうでしたか、それなら奥のメイクルームにどうぞ。」 やった~。
/48ページ

最初のコメントを投稿しよう!

114人が本棚に入れています
本棚に追加