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よし、土日で美しく変身しょう。
早速、いとこの綾子に電話してみた。
「もしもし、綾子、お願いがあるの。」
「真由美姉さんのお願いかぁ、
化粧品買ってくれるなら聞いてもいいよ。」
「買う、買う、お願いだから、私を美人にして!」
「.... 無理。」
ツーツーツー切りやがったな。
人の話もちゃんと聞かないで.... 許せん!
明日、朝一番にあいつの勤務先に行ってやる。
翌日、来ました。
高級デパートの化粧品売り場。
一応よそ行きのワンピース着て来ました。
綾子、他人のふりしてやがる。
そうか、そっちがその気ならわかった。
「すみません。そこの店員さん、
あ、そちらの美人の店員さん、ちょっと化粧品選んでくださる。」
あ、今、舌打ちしたな。
綾子本性でてるぞ。
「何、今、忙しいんだけど。」
小声で言ってもそこのチーフに聞こえてるぞ。
「昨夜の約束だよ。」
「無理だって、整形してからきなよ。」
コホッ、チーフせきしたよ。
怒ってるよ。
もう仕方ない。
「綾子がお世話になってます。
身内の者でして、売り上げに貢献しようと思いまして。」
「あら、そうでしたか、それなら奥のメイクルームにどうぞ。」
やった~。
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