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昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴って、康太と別れて2年1組の教室へ戻った。
自分の机に、2時間目の授業の準備を始めて、チラッと美琴の席を見る。
さっき、康太と普通に話せてた……よね?
うん。前ほどの胸のざわめきは感じないし。
美琴と付き合い始めたばかりの頃より、ずっと呼吸が楽だった。
まだ少し、先ほどの余韻でドキドキと全身がうるさいけど。
現国の教科書を机の左側に乗せて、教室の時計を見た。
放課後になるまで、あとどれだけ待てばいいんだろう。
窓の外に目を向ける。
授業が始まるまで、昨日よりも散ってしまった桜を見ていた。
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