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河合「お?成瀬。今日は一段と早いな?。今日はアッチに行くんだろ?」
奏多「総会の準備をしたいので今日は朝練は…」
河合「行ってこい、行ってこい。会長さんも副会長がいた方が安心だろうよ…ククッ…」
昨日のことを思い出しているのだろうか。
意味深な笑いをする先生。
奏多「安心するかどうかは分かりませんが、でも今日は一年生をほぼ起用するので…」
河合「何?一年使うのか?相変わらず思い切ったことするんだな。まぁ、見ものだな。」
総会の指揮をとるのはもちろん生徒会だ。
だけど、傍に教師陣も控えているワケで━━
奏多「先生方もアッと驚く会にできるかと思うので…」
河合「お手並み拝見ってとこだな。ん、楽しみにしてるわ。で、会長はまだなのか?」
ここからかすかに見える生徒会室のある校舎。
だが、まだその教室の窓は開いていないようだ。
奏多「みたいですね。もうそろそろ来るとは思うんですが。」
正直、俺なんかよりもっと早い時間帯に来ているのではと思っていた。
まだ来ていないとなると、もしや、まだ調子が悪いのだろうか。
河合「まぁ、そのうち来るだろ。あぁ、そうそう。昨日のな、会長んトコ電話したんだわ。」
奏多「え……あ……それでどうでした?」
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