provocation

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生徒会室のあるフロアに来た時だった。 アレク「で、Rinoはどこで僕を待っているの?」 全てお見通しだったのだろう。 アレクが口角を上げる。 少し挑発的に見えるのは気のせいか。 奏多「梨乃は忙しくてね。その先の生徒会室にいるよ。」 アレク「…せいと…かいしつ?」 奏多「んー…あぁ、Student Councilって言うのかな。」 アレク「え?Rinoが Student Council?」 まるで信じられないような表情でアレクは両掌を上へ向ける仕草をする。 奏多「梨乃の手腕は凄いよ。梨乃以外に会長なんて考えられない。あぁ、そうだ。今週の水曜日はその手腕が見られるんじゃないかな。」 アレク「What? 会長って Student Council の President だよね?嘘だろっ。No way!」 俺から見ればそのアレクのリアクションの方があり得ない。 一体何をもってそんなことを言うのだろうか。 奏多「本当だよ。今もその水曜日の総会の準備をしている。あぁ、総会って分かる?」 アレク「General Student Meeting ってことでokay?」 奏多「Meeting…それかな。あぁ、もう着いたな。ま、部外者は基本入れないけど今日は特別。校内案内という名目だから。ん、どうぞ。」 軽くノックをすれば中から声が聴こえる。 それはまさしく梨乃の声。 奏多「俺、入るよ。」
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