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小笠原さんに送ってもらい、無事にマンションへ戻った私。
到着して早々にスマホのバイブ音が聴こえてくる。
入れてあったバッグからそれを取り出すと、そこにはゆうちゃんからの伝言。
『少し時間がかかりそうだから先にご飯食べておいて。』
キッチンに置いた風呂敷包みにはママが用意してくれたおかずが入っている。
本当ならば、ゆうちゃんと一緒に食べれるはずだった。
だけど、仕方がない。
一人でご飯は少し淋しい。
けれど、実家でご飯があまり喉を通らなかったということでお腹は減っている。
帰り際の彼の言葉からすれば、元気をつけておく必要がある。
梨乃「うん……食べておかなきゃ……」
荷物を置くと私はすぐさまキッチンへと向かった。
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