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メールの内容を見て私は驚いた。
『ユウに聞いた。母校なんだね。Rinoのママとclassmateだったとは。アドレスはユウから教えてもらった。ユウ…いいヤツだね。」
まさか私のアドレスをゆうちゃんが教えるなんて。
茫然としていると、フッと背中に温かさを感じた。
祐「…ダメだった?」
いつからいたのだろう。
気づけばガウンを着た彼が私を背後から抱き締めている。
梨乃「…ダメに決まってる。どうして?」
学校でも実家でも極力近づかないように避けようとしていた。
それなのに━━…
祐「どうしてって……じゃ、逆にどうして教えてあげないの?…チュッ…」
そう言って彼は私の首筋を啄んでくる。
梨乃「…それは……え…ぁ…ぁあ……んっ…」
見れば彼は私のパジャマのボタンを外し、その隙間から手を差し込んでいる?
祐「…やましい気持ちがないなら問題ないんじゃないかな…ねぇ?」
更にエスカレートしていく指先の動き━━
梨乃「…そ…んな気持ち……ないよ……私はゆうちゃん…だけが…っ…」
振り返ろうとしたその時、顎を掬い取られた。
梨乃「…ふ…ぁ……んんー……ゆ…ちゃ……」
徐々に深く絡められていくキス――…
そのオトナのキスに私は酔いしれる。
祐「…じゃ、本当かどうか確かめさせて……」
その瞬間、カラダが空に浮いた。
そして、そのまま彼は近くにあるベッドへ私を沈ませた。
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