sweet pain

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彼の手によって脱がされた下着。 まるで見せつけるようにしながらハラリと落とす。 祐「…遅かったか……」 意地悪なその台詞(セリフ)に思わず私は顔を背けた。 梨乃「…ゆうちゃんのいじわる……」 既に下着が濡れていることなんて分かっている。 それなのにワザとそれを指摘するなんて。 祐「…気づくの遅くてゴメン。まさかこんなにも梨乃が俺を欲してくれているなんて…クスッ…」 そう言って私を組み敷くと、閉じた太腿に足を割り入れられた。 祐「…ほら……気持ちよくしてあげるから機嫌なおして……」 頬に手を添え、彼は自身の方へと私を向かせるとキスを落とす。 と同時に私の秘部に彼の指が触れて――― 梨乃「…ぁ……ぁあっ……」 静寂な部屋に響く愛液の音――… 彼の指先が動く度にその音が激しくなっていく。 唇が離れると彼が満足そうに私を見つめる。 今、私はどんな顔をしているのだろう。 羞恥心で目を背けたくなる。 祐「…ちゃんと俺を見てなきゃダメだよ…」 私の心の内など見透かされている。 彼のような大人の男性の前では私はそれに背くことなどできない。 梨乃「…ぁ……そこ……ぁ……んっ……ぁあっ…」 私のイイトコロなど全てお見通し。 彼によって私のカラダは開発しきられている。 そんなだから彼が私を快楽の世界へ連れていくことなど簡単なことだ。 祐「…ここだね……いいよ……イッて……ほらっ……」 執拗に攻めるその指先に私のカラダが反応していく――… 梨乃「…んっ……ぁ……ゃ……ぁぁ……も…ダメ…っ……ぁ……ぁああっ…」 彼を見つめながら私は快楽の世界へと落ちていった。
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