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そんなことを考えながら痛みを散らしていると、彼が言った。
祐「…余裕だね……」
ソノ行為に必死な彼にすれば、私の表情はそう見えたのだろう。
梨乃「…あ……ゆうちゃんとひとつに…なれるから……」
でも、余裕などあるわけがない。
ないからこそ、他のことを考えることで気を散らしていたのだ。
それなのに―――
祐「…そう……なら……少しペース早めるかな……」
その直後、『カレ』が更に奥へと向かい―――……
梨乃「…っ……!!!!?」
これまでに感じたことなどない強烈な痛みが襲った。
交わっているだろう場所から私のカラダが裂けている!?。
何かが破られる感覚―――…
(…私……死なない…よね?)
自問自答していると彼と目が合った。
祐「…まだまだ……これからだから……くっ……」
更に彼が私の中へと侵入してくる―――
その感覚は痛みなのか熱なのか理解不能。
奥へ進むにつれ、痛みが強くなる―――
祐「…梨…乃………っ……」
梨乃「…ゆう…ちゃ……ぁ……ぁああ…っ………」
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