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でもね、でもね、でもね、温和っ。
「お願っ、お風呂っ」
ゆっくりと足からショーツを抜き取られるのを感じながら、私はそう言わずにはいられない。
スカートをはいたまま。
ブラウスもブラも中途半端に身体に着せかけられたまま。
なのに一番隠したい恥ずかしいところだけ剥き出しとか……そんなのってある?
しかも……ショーツを脱がされる時、私、自分が恥ずかしいぐらい濡れてしまっていることに気付いてる。
だから余計に恥ずかしいの。
「お願っ、見な、ぃでっ」
出来れば自分の顔も両手で覆い隠してしまいたい。
だけど温和の「じっと」の命令の効力は絶大で。
私は顔を覆う代わりにギュッと目をつぶった。
と、ヌルリ、とした温かい感触が下肢を這って、私はビクッと身体を震わせる。
しかもあろうことかそれはそのまま――。
「き、汚いっ……からぁっ!」
ダメとイヤが言えないから、そう言うので精一杯で。
なのに温和は私の足の間に顔を埋めたまましれっと言うの。
「汚くねぇよ。けど、お前が気にするから――俺が綺麗にしてやるって言っただろ?」
温和が喋るたび、秘部に彼の吐息が掠めて、嫌でも自分が今何をされているのかを思い知らされる。
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