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「お願っ、お風呂にも入ってないのに……温和にそんなっ。は、恥ずかしすぎて……私、死んじゃいそうっ」
一生懸命訴えるのに、温和は意に介した風もなく私の敏感なところをチュッと吸い上げてから言うの。
「俺がこんなことしたいって思うの、お前だけだから」
って。
ねぇ、それ、喜ぶべきなの?
したくないって思われた方が、私、幸せなんじゃない?
「お前は、イヤか? 俺にこうされるのとか……その、俺のを同じようにするのとか」
肉襞を左右に押し開かれるようにされて、中心を温和の舌が這う。
そんなことをされながら問いかけられた言葉なんて、意味が入ってくるはず、ないっ。
私の頭の中は一刻も早くこの恥ずかしい行為から逃れたい、の一点張りで。
「温和ぁ、お願っ、も、挿入れ、てっ」
気が付いたら、通常なら恥ずかしくて絶対に言えないような言葉が、ポロリと口をついていた。
「お、音芽……お前っ」
これにはさすがに温和も驚いたみたいで、私のそこから顔を上げると、私をじっと見つめてきた。
「分かってて、言ってる?」
真剣な目をして問われたけれど、そんなの分かんないっ。
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