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「買ったのを秘密にされるのは心外だな。お前が新しい下着買った時、俺がその手触り確認すんの、好きだって知ってんだろ?」
言いながら、中指の腹を押し上げるようにしながら、お尻からその先の谷間に沿わせて前方へ動かすと、突き当たりの敏感な所をこする。
「ひゃ、ぁ、っ」
途端音芽の身体がびくんとはねて、下腹部をまさぐっている俺の手をギュッと掴んだ。
「温和ぁっ、それ……ダメ」
ふるふると首を振る音芽の耳たぶが真っ赤になっている。
それがすごく可愛くて、俺は後ろからそこを食むように唇でやんわりと挟み込む。
見た目だけでも分かってたけど、耳、めちゃくちゃ熱くなってる。
「音芽、ダメじゃなくてイイ、だろ? 素直になれよ」
言いながら俺の指の下で勃ち上がってきた敏感なところを、更に何度も擦り上げて刺激する。
「んんっ……」
ギュッと身体を縮こまらせて、両脚に力を入れて俺の手を挟もうとしてくる音芽がたまらなく愛しい。
この、欲望と理性の間で葛藤しているときの音芽を追い詰めて堕とす瞬間が、俺は1番好きだ。
「ほら、早く言わねぇとせっかく買った新しい下着、ドロドロになっちまうぞ?」
俺は別にそれでも構わないけど、音芽は身につけて出勤したいよな?
意地悪く耳に吹き込むように付け加えたら、音芽が小さくうなずいて。
とはいえ、ごめんな、音芽。指の腹から伝わってくる感触で、すでにそれ、手遅れかもしれないな……とも思うんだ。
ツルツルとしたシルクの手触りに、先刻から少しずつ、甘酸っぱい香りのするぬめりが加わってきてんの、俺は知っている。
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