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その年の温和の誕生日は金曜日で、翌日は仕事が休み。そのままお泊まりコースは確定だろうなと思った音芽は、そのつもりで外泊セットも準備する。
隣だし、いざとなれば取りに戻ればいいのだけれど、せっかくの温和の誕生日だ。
出来るだけ彼のそばにいたいと思ったのは、過日温和から「音芽は俺のそばにいてくれりゃいい」と言われたことも多分に影響していた。
音芽は自分ではそんなに自覚していないけれど、温和の言いつけには絶対服従みたいなところがある。
20時までには来て欲しいと温和から強請られて、帰宅後すぐ昨日のうちから準備しておいた料理をせっせと仕上げにかかる。
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【お知らせ】
作中でいきなりすみません。
新連載『好みの彼に弱みを握られていますっ!』
https://estar.jp/novels/25768401
3/1〜連載開始しています。
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