あとがき

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あとがき

 可愛い音芽(いもうと)の、唯一無二のお兄ちゃんになりたい奏芽(かなめ)の独白でした(笑)。  音芽(おとめ)に「お兄ちゃん」と呼ばれたくない温和(はるまさ)とは対照的な実兄なのです。  音芽のこと、可愛くてたまらないからいじめたくなるけれど、きっと奏芽にとって音芽はどこまでいっても「妹」なんです、「異性(おんな)」ではなく。  溺愛はしているけれど妹萌えとは少し違うし、ましてや絶対に近親相姦にはなり得ない兄としての確固たる愛情です。  奏芽は基本チャラいですし、本音は隠すところがあるので分かりにくい愛情表現ですが、結構なシスコンだとそんな風に思っています。  音芽は自分が思っているよりはるかに強く、周りから愛されていると自覚すべきかもしれません(笑)。  どうでもいいですが、奏芽(かなめ)麦芽(ばくが)って字面が似てると思わない?と相方に言われ、もうそうとしか見えない今日この頃(笑)。   先日梅雨入りしたばかりの水無月某日        鷹槻(たかつき)れん
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