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「下着も脱ぐ? それともこのままがいい?」
言いながら彼女の答えなんて聞かずに、半ば強引に膝の辺りまでレースに縁取られた頼りないくらい面積の少ない布地を下ろしてから「音芽、そのまま壁に手をつけ」とほんの少し声を低めて命令する。
音芽はその声にビクッと反応すると、キュッと唇をひき結んで言われた通りにした。おずおずと突き出される形になった色白の柔肌が愛しくて、俺は誘われるように音芽の中に指を差し入れた。
「お前ん中、すげぇ熱い……」
ほぐれ具合をみながら指を2本に増やすと、クチュクチュと水音が響くように中でバラバラに動かす。
「温和ぁっ、やっ、恥ずか……しいっ」
壁に手をついたままこちらを振り返って瞳を潤ませる音芽が可愛くて、俺は彼女を背後からギュッと抱きしめた。
このままここで挿入れてしまいたいけれど、さすがにこれは2人とも風邪ひきコースまっしぐらになりそうだ。
それに生憎手元にスキンもない。
ここで音芽から離れて荷ほどきとかすんのも滑稽だし。
音芽の中から名残を惜しむようにわざと内壁をこすりながら指を引き抜くと、瞬間音芽が喉をのけぞらせるようにして「やあ、ぁぁっ」と身体をひくつかせた。
まさかイッたわけではないと思うけれど、俺の指に追いすがるように音芽のナカがうねった感触に、俺自身も若干持っていかれそうで焦った。
湯張りはしてねぇし、湯が溜まるのなんて待てる気しないから。
とりあえず続きは熱めのシャワーを浴びながら、だな。
張り詰めた前が痛いくらいに疼いて脈打っている。早く音芽の中に挿入りたい。
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