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俺は彼女から束の間距離を取ると、
「音芽、こっち向け」
言って音芽が振り向くのももどかしいように彼女の頬に手を添えてこちらを向かせると、むさぼるように唇を塞ぐ。
「も、挿入れる、な……?」
音芽に声をかけて、薄い膜で覆った自身を彼女の入り口にあてがう。
グッと腰を進めると、音芽が小さく「んっ……」と喘いで背もたれにかけた手に力を込める。
音芽の膣内に入るのも、結構回数を重ねたはずなんだが、いつ入れても凄く狭いと感じてしまう。
そのくせうねるように熱く俺に絡みついてくる肉襞に、気を抜くとすぐに持っていかれそうになる。
音芽の隘路をこじ開けるように怒張したものをねじ込むたびに、音芽が苦しいみたいに小さく「んっ」と声を漏らすのが可愛くて。
出し入れを続けるごとにその声が艶を帯びてヒートアップしてくるところも、たまらない。
「音芽っ、今日は……思い切り啼けよっ」
屹立を音芽の中からギリギリまで引き抜いて、一気に最奥まで穿ちながら、最愛の彼女にそう命令する。
「い、あっ……んっ!」
ともするとすぐに声を抑えようとしてしまう音芽に、「今日の、ルール、……覚えてるよなっ?」と俺自身ヤバイくせに、強がって主導権を握って見せる。
実際はそうやって気を張ってないと、音芽にすぐ精を吸い尽くされてしまいそうなぐらい気持ち良すぎて困る。
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