■*あなたがお尻に触れる理由/気まぐれ書き下ろし短編

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 そんなことを2日、3日繰り返してから、ここ数日と同じように音芽(おとめ)のお尻に触れた温和(はるまさ)が、「おっ」と声を出して嬉しそうに音芽のスカートをまくりあげた。 「は、るまさっ」    そうしてそんな日は、音芽もいつもより積極的に温和(はるまさ)に応えるのが常なのだ。 「あ、……温和(はるまさ)っ、待って。お願っ、も少し、ゆっくり……」  普段より余裕なく性急な温和(はるまさ)からの責め苦に、音芽がもう少しゆっくり進めて欲しいと懇願(こんがん)するのだけれど。 「……バカ音芽。1週間待たされたんだ。……無理に決まってん、だろっ」  すぐ耳元。  音芽の小さな身体に覆い被さるようにのし掛かってきた温和(はるまさ)が、音芽をギュッと抱きしめながら切なくそう訴えてきて。  音芽は何も言い返すことが出来なくなってしまう。
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