192人が本棚に入れています
本棚に追加
しばらくすると空さんが来て「どうぞ」と言って俺たちの前に紅茶を置いてくれたのにお礼を言って俺はさっきから目の前で気持ち悪く笑ってる叔父さんを見た。
が、話そうとしないから、埒があかないと思って首を傾げらがら聞いた。
「それで?何でここに呼んだんだ?」
「ん?………(勿論、月兎に会いたかったからだけどそれだけって言ったら怒られるしなぁ)あー、それはね。学校の説明をしようと思ったんだ。月兎なら、もう自分で調べて知ってるとは思うけど一応、ね?」
絶対、呼んだ理由忘れてただろ。あと、絶対理由それじゃないだろと思ったけど面倒だし時間が惜しいから気付かないふりをした。
「まぁ、確かに調べたけど...。なんせ、ここに通うことを昨日、聞いたから準備と父さんと蓮にぃ、優里達の相手してたら時間がなくて基本的なことだけしか調べてないんだよね。
大企業とかの子息が通ってるお金持ち学校で少、中、高一貫の男子校で全寮制。山奥にあるって事ぐらいしか分からないから軽く教えて(興味がなかったってのもあるけど。誰が居るのかに気になって全員調べてたら学校について調べる時間がなかったんだよな)
昨日、知り合いにも話したら何人かここに通ってるみたいでどんなとこなのか聞こうと思ったんだけど...」
「そうなの?」
「あぁ、俺も昨日はじめて知ったんだ。
それで聞こうと思ったんだけどみんな、危ないやら襲われるとか言ってて話を聞けそうになかったしウザくなってきて問答無用で電話切っちゃったから話聞けてないんだよ」
「そっか、なら本当に月兎は表面しか調べてないんだね。
それなら、この学園の内情を話そうか」
叔父さんはそう言った後、キリッとした顔になって説明し始めた。
いつもそうやってキリッとしてれば格好いいのにな...
まぁ、調子に乗るからぜってー言わないけどな?
最初のコメントを投稿しよう!