理事長室で

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「フフ、あぁ、そうだな。次に話すのがこの学園で一番の問題なんだ。 そっきチラッと出たが……生徒会や風紀などの人気者には親衛隊ってのがある。 親衛隊ってのは、ファンクラブみたいなもんで対象者に許可を取ったら出来る組織みたいなものだな。 親衛隊には温厚派と過激派がある。 温厚派は対象者の意思を尊重して動いてることが多いから滅多なことじゃぁ制裁なんてしない。 そして温厚派とは逆で過激派は対象者の意思を無視して少しでも近づいた者を制裁と言う名の暴力をし、酷いときは被害者は精神崩壊になる者や自主退学をする者もいる」 そう言う、叔父さんはさっきより悲しそうな顔をして空さんは苦しげな表情をしていて副会長に関しては嫌悪の表情だった。   ふーん・・・ん?もしかして温厚派か過激派になるのって... 「ねぇ、叔父さん。温厚派と過激派の違いは分かった。 んでさここに居る副会長、いや、生徒会にも勿論、親衛隊ってあるんだよな?あと、風紀にはあるのか?」 急に自分のことが出て来たからかビックリした顔をした副会長の顔が視線の隅に見えたが面倒なんで無視する。 「ん?あぁ、勿論あるよ?風紀は前はあったけど大変なことになったから作れないようにしたから今はないよ。まぁ、非公式ならあるだろうけど」 「ふーん、やっぱりね。非公式はなんとなく分かるから放置でいいや。 でさ、温厚派の親衛隊はその対象者とよく会ってるだろ?例えば、お茶会をしてるとか(男なのにお茶会...違和感あるな) そんで、その逆で過激派の親衛隊は対象者との接触が極端に少ないんじゃないのか?まぁ、だからって犯罪まがいのことをしていい理由にならないけどな それで副会長、いや、生徒会の親衛隊は過激派。違う?」 なんとなく予想したことを聞いてみたが、驚いた顔をしながらも頷いたのを見ると俺が予想した考えは当たったって事だな。 ふーん、やっぱりね。まぁ、面倒くさいし俺には関係ないから放置で良いか。 なーんて考えてたら叔父さんに聞かれた。 「なんで、分かったんだい?」 説明すんの面倒くさッ。てか、なんでこんな簡単なことが分かんないんだ?
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