192人が本棚に入れています
本棚に追加
「んー、そんなんちょっと考えればすぐに分かるだろ?
親衛隊ってファンクラブみたいなものなんだろ?
なら、対象者に対して恋愛感情や憧れとかなんらかの感情があるってことだ。まぁ、それ以外のやつもいるとは思うけど...
そういう感情があるなら対象者と接触したい、仲良くなりたいって思うことは普通のことだろ?
なら、会う機会や話す機会があれば、その感情は満たされる。
でも、逆に機会が少なければ少ないほどその感情が大きくなって何らかの原因でその感情が爆発する。
なら、自分から近付けば良いって話なんだろうけど親衛隊で抜け駆け禁止とか中々話しかけられない根性無しだったりしたら?考えたくはないけど対象者を崇拝してたら?それに恋は盲目って言葉もあるしな……
だから過激派のやつらは自分は対象者に近付きたいがなんらかの理由で近づけない。それなのに対象者に気安く話しかけたりする人がいる。それを見て、何で自分は出来ないのに…なんで…って思って嫉妬してそのあと、自分の方が先なのにって思い始めてそれがそのうち憎悪に変わってよく分からない妄想をして、負の感情が爆発。その近づいた者を制裁と言う名の暴力で排除してるんじゃないのかな?って思ったんだよ。
ま、俺の予想だけどな。
でも、ある程度は当たってると思うよ?
俺から言わせれば、親衛隊の奴らは見てるだけしか出来ない根性無しで妄想癖が酷い馬鹿って思うし親衛の対象者は許可を出したならちゃんと自分で管理しろって思うけどね。何しろここにいる生徒の大半は上に立つ者なんだからそれくらいは出来ないとねぇ?
それに親衛隊とかはなかったけど実際、俺の知り合いで似たようなことをした奴らが居たんだよ。
まぁでも、彼奴らは卑怯なことが嫌いだったからか、正面からの殴り合いだったからすぐに気づいて話をきいたらなんかストーカー行為とかをしてたやつらがいたみたいでみんなでそいつをシめるためにやったんだってさ」
「ちょ、ちょっと待て月兎。そんなことがあったなんて聞いてないぞ!?」
「私も聞いていませんよ!?月兎様!」
おぉう、話してる途中で叔父さんと空さんが詰め寄ってきた。
最初のコメントを投稿しよう!