まえがき

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まえがき

 地球からは少し遠いかもしれない、どこかの惑星でも、資材に自分の思いを書き連ねる【お手紙文化】が浸透していた。どの場所でも、この習慣は共通するものであるのか、それらを別の場所へお届けする【郵便文化】も発達していた。惑星間を移動する体力や宇宙のエネルギーに耐えられる個体も存在し、それらが毎日お届け物をしている。  しかし悲しいことかな、割の合わない賃金・困窮極める生活・追われる借金返済…。郵便に従事する【惑星の個体たち】は来る日も来る日も、宇宙の幻想的な景色を目に焼き付けながらお届け物をしている。  ある日、黄昏時のような、金はくを散りばめた宇宙空間を見渡しながらお届け物をしていた【惑星の1個体】がいた。彼女は隕石のかけらと衝突し、近くの小惑星に落下し、意識不明となってしまった。その小惑星では、郵便に従事する個体の重労働問題から、『お手紙文化の完全廃止』が取り決められていた…。  長々とあらすじを書いてしまいましたが、宇宙が舞台の郵便屋さんが起こした1つの事故にフォーカスした『ファンタジー×人間のリアル』をつらつら書いた作品にする予定です。  単調なストーリーにならないよう、書き連ねてまいります!(宇宙描写や、感情表現は、ファンタジーらしく、キラキラしたものにしたいと思います!)
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