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「上手く行ったみたいね…後は戦いながら慣らして…暇があれば私も手伝うから!」
「わかった…助かる」
彼女は竜の時から不思議な力を使っている…クロエいわく、金色に輝く竜の恩恵を受けているらしいが…
「さて…これからどうするの?」
「あ、えっと…明日イリーに向かおうと思ってます」
リエナは懐から地図を取り出し確認してから言う。
「イリー?」
「はい、ここからなら1日あれば着く距離ですし、イリーは氷帝と関係があるって聞いているので…」
「わかったわ…それと…リエナ!私に敬語使わなくても良いわよ!」
微笑みながらレシェルはリエナを見据えて言う。
「あ、はい…あ、ごめん…」
「ふふっ…今日は近くの宿に泊まって!一応ここの神官だから誰かに代役頼まないといけないし…明日またここで会いましょう?」
「そうじゃの…ライア、また宿は任せた!」
レシェルから宿屋の場所を聞いて、教会を後にした。
エストーラ内壁の街ー
宿屋 エストワール 1F
グリーンライルでやった通りにクロエを部屋に招き入れ、俺はソファーに腰かけて目を閉じる。
「ライア何してるの?」
「身体中に魔力を循環させる訓練…レシェルに宿屋の場所聞いたときについでにやれって…」
「ほぅ…」
クロエは感心しているようだ。
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