新しい日常

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私は、そっと頷いた 「……そうか〜、やっぱな。なんか、逆にごめんな。何度もしつこく誘ってさ」 河原さんが申し訳ないなさそうに謝るのを、私は首を横に振って遮る 「そんな、河原さんが謝ることじゃないです。むしろ、せっかく誘って頂いてるのに断ってばかりいる私の方こそ……。本当にすみません、いつも断ってばかりで。それから、誘って下さりありがとうございます」 申し訳ない気持ちと共に、友達のように遊びに誘ってくれる河原さんに感謝の気持ちを込めて言って、頭を下げた 「いいって、気にせんで!じゃあ、また来週。気を付けて帰れよ。いや〜、今日はうるさい渡辺が最後までおらんかったで幸せだわ〜。毎日こんな風だといいなぁ、なぁんて……ぐえっ」 河原さんがそうぼやいた時に、ちょうどドアが開いて河原さんの後頭部に直撃する
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