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はじめのころは、お面のように表情のなかったノブオさんでしたが、少しずつニコリとほほえむようになってきました。
ノブオさんが来てから五年が経ちました。
お年寄りの中のイチローさんというおじいさんが、病気で亡くなりました。
村一番のよくしゃべるおじいさんでした。
ノブオさんを自分の子どものようにかわいがってくれた人でもあります。
みんなは、オイオイと泣きました。
イチローさんには家族や親戚がいなかったので、だれかが「おわかれの言葉」をいわなければなりません。
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