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「イチローさんは、ノブオさんのことを我が子のように大切にしていたよな。それにノブさんのコーヒーがなによりも好きやった」
「そや、そや、ノブオさん、あんたがええ」
「いい大学出てるからって、むずかしい話はやめてや」
思わず、笑い声がもれました。
お葬式の日、ノブオさんがみんなの前に立ちましたが、足がガクガクとふるえています。
「いつものあいさつをいうたら、どや」
ノブオさんが目を閉じて、
「また、きたことか」
というと、会場に大きな笑いのうずがおこって、場がなごみました。
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