また、きたことか

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「私は小さいころから勉強ばっかりで、勉強だけやれば、幸せな人生をおくれると信じていました。でも、現実は違いました。私が会社で失敗したときにどうしたら立ち直れるかは、教科書に書かれてはいませんでした。その答えをやっと見つけられたのが、この村です。感情がなかった私に毎日のように声をかけてくださったのはイチローさんです。 『また、きたことか』という私の失言を笑いにかえてくださったのもイチローさんです。  イチローさん、あの世でおひまになったらお店によってコーヒーを召し上がってくださいね。 『また、きたことか』  そうあなたに声をかけたいです」
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