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あいつ…ただの、犬じゃない可能性がある！
だ、だって、犬だぞ！？
犬が喋るなんて、そ…そんなのありえないッ！
僕は座りながら前屈みになって
両手の指先をくっつける…
そしたら、下から覗き込んくるチワワがいた！
チワワ
「キャンッキャンッ！」
僕
ウミヅカワタル
海塚 弥
「わあッ…！？」
驚いた拍子にベンチに深く座り直し
顔をあげると飼い主の人と目があった…
軽く会釈されて、その人はそのまま去っていく。
はぁ…僕は何をビビってるんだ、ふう…帰るか…
ベンチから立ち上がり帰路についた。
それから、帰宅した僕は風呂に入り
歯を磨いて…ルームウェアに着替え
ベッドにもぐりこむ…
明日は仕事だ、次の休みの日まで
あいつの面会にはいけそうにないな……
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