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俺 身長187cm ・体重72kg 26歳
教員採用試験に落ち続けて4年。臨時採用で雇ってくれる学校を転々としていた。いい仕事が見つかれば教員へのこだわりは捨てようと思い始めていた。
ネットで某県の山奥にある田舎町が教員を募集していることを知った。履歴書を送付すると即刻返信が来た。
2月初め、その町の教育委員会に面接に行った。教育長は真っ先に
「柔道五段をお持ちのようで!体力に自信ありますか?」
と、質問した。
「はい。体力には自信あります。」
「もう一つ、質問です。秘密厳守できますか?」
「はい。口は固いです。公務員として知り得た如何なることも他言致しません。」
教育長は俺の目の前まで歩み出て秘密でもささやくように小声で言った。
「あなたが本気なら町職員の特別職として本採用させていただきます。この4月からは教員として一年間働いていただきますが、その後は、もっとやりがいのある大きな仕事をお願いしたいと考えています。国を動かす、いえ世界を相手にしたプロジェクトです。仕事ぶりを見てボーナスはハズミます。」
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