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これで『抱いて』の意味が解らなければ、相当な鈍感かカマトトだ。
「いいのか?」
蒼大は、耳が熱くなる自分を感じながら、澪に問うた。
「やっぱり、怖くて不安なんだ。忘れるくらい、滅茶苦茶に愛して欲しいんだ」
そして手渡されたのは、ローションだった。
まだ新品の、封の切っていないものだ。
「これ、って」
「蒼大といつかエッチしたいと思って、準備してたんだ」
「澪、お前……」
「何?」
「かッ、可愛いな」
ぽおっ、と頬を染める澪は、蒼大の手を取った。
「来て、早く」
二人はベッドに上がると、もどかしく服を脱いでいった。
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