クチナワサマによろしく【差分】

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 磨いたように青い空、透き通る日差し、ぽっかり浮かぶ白い雲。  澪とデートをする日は、いつも気持ちよく晴れた。 「僕、晴れ男なんだ~」 「意外だな」 「そう?」 うん、と蒼大は頷いた。 「トレンド追って、流行語ばっかり使うわりには、古風だな、って」  蒼大の言葉に、澪は口に手をやった。  まるで、しまった、とでも言うように。 「へ、変かな。やっぱり」 「いや、新鮮」  その時は、こんな風に会話は終わった。  澪のリアクションに深いわけがあるとは、蒼大の知る由もなかった。  
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