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自転車で15分ほどかけて私達は高校に到着した。自転車置き場に自転車を止めてクラス分けの紙がどこにあるか探す。
「ねえ、あそこに人だかりができているけど・・・」
「本当だ。あそこにクラス分けが表示されてると思うし行こう。」
私達は人だかりができている小さな掲示板のところに向かった。
そこには私達1年生のクラス分けの紙が貼られていた。
私と澪がこれから通う高校、星崎高校は5クラスある。
私と澪は何組だろうと思い、クラス分けの紙を見る。
「しっきー、何組だった?」
「私は4組だったけど・・・澪は?」
「私は3組だよ。」
うわ、澪とクラス離れちゃったじゃん!
コミュ障の私にとって、親友とクラス離れるのはキツ過ぎるんですけど〜!
「え〜、澪とクラス離れるの辛いんだけど・・・」
「しっきーの場合、コミュ障だから話せる人がいないって事だよね?」
「そうだよ〜。本当勘弁してほしい・・・」
「ま、まあ休み時間とかは普通に会えるんだし・・・」
「そうだけどさ・・・」
「とりあえず、クラスを確認したらクラスごとに列に並ぶよう書かれてるから並ぼう。」
「うん・・・」
澪と別のクラスになるなんて・・・
私の高校生活、大丈夫かな・・・
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