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告白
サララの家にて
姉妹である事を受け入れた2人は、色々な現象を経験する事が増え目まぐるしい日々の中それぞれの家庭を渡り歩いていた。しかし今まで通りと言っても2人とも両親に対しては何気に距離を感じてしまっていた。
「ねぇ、サララ...わたし聞いてみようと思うの両親に。」
サラサは思いつめた感じで言った。
「あのね、サラサ...わたしもいずれ聞かなきゃって思ってるけど、
多分...多分だけどわたしの親から最初に聞いた方がいいような気がする。
何の根拠もないけど最初にサラサを見た時の両親の反応は異常に思えて、あれからずっと心に引っ掛かっているんだよ。きっと何かわたしに...うんん、わたし達に言えない事があるって。」
サララは机に置かれたペンギンの人形を手に取りながら言った。
「うん、わかった。確かにウチの両親の反応はあそこまでなかったけど、あの日おとうさんはワザとサララには会わなかった気がするの。」
サラサはサララが抱いたペンギンの頭を撫でながら言った。
「じゃぁ、あした桜ちゃん来るから皆で夕食しながら話そ。」
サララはペンギンをサラサに渡して言った。
数日後3人はサララの家に集まった。
そして台所を借りてツナマヨアサリパスタ、大根と豆腐のサラダを作った。
「あ~ら、皆さんいらしゃい。食事作ってるの?
も~ぉ、お手伝いさんに頼めばいいのに。」
母親が台所に来て言った。
「お邪魔してます。」
皆んな軽く会釈した。
「お母さん、今夜はわたし達が作るから待ってて。
ただし味は保証外だから覚悟してね。」
サララはチョット舌を出して微笑んだ。
「お父さんの分はあるの?」
母親が聞くと、
「うん、もちろんあるけど作り置きは駄目かな?
お腹減って待てそうもないんだけど...」
「あなた達の手作りって言えば飛んで帰ってくるわよ、きっと。」
母親が言った通り、超光速で帰って来た。
結局、執事の長谷部も入りお手伝いさんがピッザを焼いたり缶詰を開けたりしてちょっとしたパーティーになった。
「ねぇ、お父さま私の小さい頃ってどんな娘だったの?」
サララは意を決してワイングラスをテーブルに置いて聞いた。
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