告白

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「あの...お父様、お母様...わたしとサラサの事...どう思いますか?」 サララは思い詰めたように、そして意を決して両親に尋ねた。 「どうって、最初に会った時にも言ったけど凄く似てるし娘が増えたようで嬉しいと思ったけど...なぁ、かあさん。」 父親は母親を見ながら言った。 「ええ、そうですね。 でも今日は何か(かしこ)まっちゃってどうしたのかしら?」 母親はサララとサラサを見ながら言った。 「あのぉ~、実はね...あのね、わたし達あの誘拐事件から...」 サララは一連の出来事や3人との繋がりを事細かく話して最後に、 「それでね、わたし達... DNA検査をして最近... 検査結果が来たの。 わたし達...凄く悩んで...悩んで でも皆にはちゃんと話そうってサラサと話したの。 それがこれなの。」 サララは検査結果の紙を両親の前にゆっくりと置いた。 母親は眼を丸くして両手を口に当てたまま身じろぎひとつせず、 父親は髪をかき上げながら検査結果を見つめたままだった。 「お父さま、お母さま...わたし達が姉妹...一卵性双生児って言う事は事実として受け入れるしかないけど、それで今までの...うんん...これからの状況は何一つ変わらないし変えるつもりもないの。 お父さまがさっき言ってたけどサラサも本当の娘だし、わたしはサラサの両親の娘でもありたいの。 その事を許して欲しい... それにもう一つ、わたし達...真実が知りたいの。 どうして離れ離れになっちゃったんだろう?わたし達... お父さま、お母さまどうかお願いします。 本当の事を聞かせて下さいませんか。」 サララは涙を溜めた目で両親を見つめながら言った。
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