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そして2人で会った時にこの
”ひらめき”
の話をして確信した。それは、
”一緒にいなきゃ。”
という思いだった。
二人でいれば、きっと何かのキッカケで記憶が戻って来るはずだと...
そのために両親の説得から始めた。
一人娘で今まで一人暮らしをした事がないし、しようと思った事もなかった。
それが突然家を出る話など両親にとっても青天の霹靂でありえないのだ。
全く話にならなかった。
親子の縁を切るとまで言われてしまっていきなり壁に突き当たってしまった。
特にサララの家は全然お話になかったし母親は寝込んでしまった。
独立して自炊して、と言う訳ではなく一緒にいる事が重要だったので、まずはどちらかの家で暮らしたらどうかという話になったが、どちらの家で暮らすかで揉め始めたので期間や条件は一切なくして両家を渡り歩く事にした。
ただしサララのタレント活動までは踏み込めないし逆に二人の事が知られてしまえば大変な事になるのだけれどたまにサラサは変装して同行した。
それでも何の変化もないまま、ある日サララの家に3人で集まった時に桜子が驚くべき話を始めた。
例のごとく夢の話ではあるが二人とも倒れそうになった。
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