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サララとサラサは手を取り合って涙を流していた。
暫くして落ち着くと、
「ねぇ、わたしたち調べようよ...DNA。
お互いのアルバムとか見たし、1歳くらいの頃の写真だってあったじゃん。もちろん桜子の夢は絶対的に夢だけどチョットでも疑問があったら1つずつ確認して行こうよ。」
サララが言った。
サラサは何となく不安な気持ちで小さく頷いた。
「ねぇ...サラサ、あんまり乗り気しない?
もしヤダったらしないよ。」
サララが聞くと、
「うんん...何となく両親に悪いなぁ~って...」
「うん分かるよ、サラサのその気持。
私が変な話ししちゃったから...ごめんね。」
桜子は俯いた。
「でもサララの言う通りだよ。
ごめんね桜子ちゃん。
どんな些細な事でも確認して納得して行こう。」
サラサが笑顔で言った。
ネットから検査キットを取り寄せて検体を発送した。
検査料は2人で65,000円。
結果通知郵送先は桜子のアパートにした。
大体、3週間後位に送られてくるようだった。
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