プロローグ:それでも僕はやってないってば!

1/16
96人が本棚に入れています
本棚に追加
/545ページ

プロローグ:それでも僕はやってないってば!

物語は1か月前にさかのぼるーー。 そのとき、雪斗は思っていた。 もしもこの世に神という存在がいるのなら、僕はそいつにかなり嫌われていると。 法廷の傍聴席は桟敷になっていて、数え切れないほどの人々が判決の行方を見守っていた。 いや、正確に言うとニヤニヤしながら判決が出るのを待っている。 彼らは「ある判決」が下されるのを今か今かと待ちわびていたのだ。
/545ページ

最初のコメントを投稿しよう!