最終章:最後のチャンス!最後の戦い!生き残るは誰だ!?

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 その時、轟音が響いた。  突風が吹き抜け、雑居ビルの間から何かが姿を現した。  それはヘリである。  死都タワーの屋上にいたあのヘリが飛んで来たのだ。 「あれは!」 碧依がヘリの操縦席を睨む。 そこには夜奈が乗っていた。 彼は兵士になかなか殺されない雪斗たちに業を煮やし、自らヘリを操縦して姿を現したのだ。 「ガアアアッッ!!!」  夜奈が操縦席から咆哮し、何かのレバーを握った。  すると次の瞬間、ヘリに取り付けられていた機関銃の銃口が、雪斗たちのほうへと向いた。 「逃げろ!!」  とっさに雪斗が知夏仔たちをビルの中へと突き飛ばす。  その刹那、機関銃が火を噴き、銃弾が地面に深い線を刻んだ。
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